マニュアルレンズをAF化できるアダプターは本当に使える?注意点と使い方のコツを解説

オールドレンズやマニュアルレンズは、スマホやAIには出せない味を出してくれるので、
今の時代では、なおさら魅力的なレンズになってきてますね。

しかし、当たり前ですけど、良い味をだしてくれる代わりに、オートフォーカス(AF)が使えずマニュアルフォーカス(MF)になるため「めんどくさい」という欠点があります。

めんどくさいだけならまだしも「ピントを合わせるために時間がかかるため撮りたい瞬間を逃すことがある」という現代では大きなデメリットがあるのがジレンマを感じる部分.

そんなマニュアル撮影は手間でいやだけど、クラシックレンズは使いたい、と思ったので、「マニュアルレンズをAF化できるアダプター」を購入して使っています。

TECHART LM-EA9 MarkII

『TECHART LM-EA9 Mark II』というアダプターで、SONY Eマウントに搭載された四つのモーターがレンズを動かし物理的にピントを合わせるというすごいやつです。

このアダプターをつけるだけで、簡単にAF化することができました。

フォクトレンダー40mmF1.2VMIIをEA9アダプターにかませてα7IVにつけた状態

もちろん普通のAFレンズのように何でも快適に撮れる、というわけでは無いけれど、「そこまでストレスは感じないで撮影できる」というレベルまでAF化できます。

この記事では、マニュアルレンズをAF化するこのアダプターが実際にどんな場面で使えて、どんな注意点があるのか、快適に使用するためのコツについて分かりやすくまとめていこうと思います。

目次

AF化アダプターTECHART LM-EA9 MarkIIについて


TECHART LM-EA9 MarkIIはLM-EA7という前モデルから大幅にパワーアップされたAF化できるアダプターで、ライカMマウントレンズをソニーEマウント機でAF化することができます。

レンズのピント位置を無限遠側に合わせ、 そのうえで、アダプター側がレンズ全体を前後させてピントを合わせるという仕組みになっています。(工学には詳しく無いですけど)

簡単にいうと、「アダプターが頑張ってちょっと強引にAF化する」って感じです。

他のマウント変換アダプターと組み合わせて
様々なマウントでしようすることもできます。
でも公式で推奨する以外のアダプターではうまく動作しないこともあるので、正規販売店の焦点工房のHPで確認したほうがいいです!
焦点工房オンラインストア

また前モデルのLM-EA7AFがギリギリ使用可能程度だったのと違い、AF-S/AF-C/瞳AF/顔AFも使えるようになっていて、かなり快適になりました。

前モデルのLM-EA7 EA9と比べてかなり大きい
引用元 : Amazon

EA9はEA7と比べてかなり小型軽量になり、普通のアダプターと同じ感覚で使えるので、かなり使いやすくなりました。

α7IVにEA9アダプターのみつけた状態
横から

EA9の弱点と注意点

条件がハマる場面では問題なく使えるけど、普通のAFレンズと全く同じようにとはいかないです。後付けなので仕方がないですけどね。

主な注意点は以下の3点です。

低照度や低コントラスト条件でAFが影響を受ける

レンズの重さは軽い方がいい

ネイティブAFレンズ並みを期待してはいけない

例えば上の写真のように手前に写っているカメラの位置からEA9を噛ませてフォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Aspherical II VMでピントを合わせようとします。

上の写真のように、十分な明るさと程よい距離感でもピントがAFがちゃんと動作しない時があります。

これがやはり純粋なAFと違うところです。

しかしちょっとしたコツを使えばそこまで問題はなくなります。

コツ① 少しピントリングを回す

なぜかはわからないですけど、ピントリングをほんの少しでいいので回して、そのあとに元通り前述したとおり無限遠側に戻します。

そうするとピントがあうようになります。

なぜかは全くわからないんですが、これをするとほぼ確実にピントが合うようになるので、慣れてしまえば簡単です。

これは絞り値を変えることでも会うようになったりするので、一旦迷子になったAF機能をリセットするような意味合いがあるのだと思います。

コツ② フォーカスエリアをフレキシブルスポットSに

普段はフォーカスエリアを中央固定にしているんですが、EA9を使用する際にはフレキシブルSに変え、AFを狙う範囲を絞ることで精度が上がります。

中央固定よりもさらに絞ることでピントを外す・ピントが迷う場面を減らすことができるようになりました。

コツ③ トラッキングAFを使う

AF-ONボタンに「押してる間トラッキング」を設定しています。

これを使うことで、通常のシャッター半押しではAFが機能しない時に、AFが機能することがあります。

「押してる間トラッキング」で距離がある状態でもAFで撮影できました

特に動きがある物ならEA9とトラッキングAF機能は積極的に使っていった方がいいです。

α7RIVで使用していた時は、AF-Cに切り替えないとトラッキングが使えなかったので、α7IVやα7C以降のカメラが特にEA9を使うことに適している思います。

まとめ

『TECHART LM-EA9』の使い方や注意点・コツについて書いてきましたが、TECHART LM-EA9の性能についてまとめると、

「万能ではないけど、ちょっとした使い方のコツさえ慣れれば、ほぼ問題なくAF化できる」

という感じです。

マニュアルレンズをアダプターでAF化するという、話だけ聞いたら無茶に感じる技術をちょっとした不安点のみで成立させているので、十分すぎるほど凄い道具だなという感じです。

僕のようにMFに慣れていないやつにとってはマニュアルで撮るよりもずっと成功率を上げてくれるし、何より楽に撮れるので、これからも使い続けたいアダプターです。

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