2020年読んで良かった・面白かった本まとめ

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2020年に読んで良かったと感じるおすすめの本を紹介します。

目次

読んで良かった役立つ本

まずはきっとこれからも何度も読み返す、役に立った本です。

発達障害サバイバルガイド

この本は読んで本当に良かったです。

自分がADHDやASDなどの発達障害であるかどうかはハッキリわからないけれど、「自分は心底ダラシない」「本当にダメ人間だ」と感じることが多くある僕には、数あるビジネス書の中で最も仕事や生活の質をあげることに即効性がある本でした。

多くのビジネス書や自己啓発書で語られる、ダメな自分を変える方法(99%は上手くいかない)ではなく、借金玉さんの本は、ダメな自分はそのままで、環境や使う物、考え方を変えることによって、今より人生をマシにしていける方法を、具体的に教えてくれます。

借金玉さんの前書『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』も、同じように「生きやすくなるために効果があること」を教えてくれる本で大切にしているけれど、今回の『発達障害サバイバルガイド』はより実行しやすく具体的な方法が多くなっていて、こんなにわかりやすく効果が出る本は、なかなか無い。(「2018年に読んで良かった本まとめ」でもとりあげています)

「2020年買って良かった物」という記事でも上げた、分離型キーボード『BAROCCO MD770』や、部屋で使う物を一箇所に突っ込んでいるカラーコンテナ『スケルコン』など、この本の影響で、買った物もたくさんあった。

自分が苦しい思いをして得てきた知識を、誰でもできるし理解できるレベルの具体的な方法に、まとめてくれている素敵な一冊。

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

時間術系の本は多数出ていて、色々と読み漁って参考にするけれど、なかなかうまく時間を使えるようになるのは難しいですよねぇ。

結局、仕事が終わる時間や、必要な睡眠時間など、人によって全然違うものなので、自分にとって最適な時間の使い方を、自分で試して見つけていくしかないんだよなぁと最近は改めて実感しています。

ですので、本を読んで新しい時間管理の方法を試したりは最近はしていないのですが、この『時間術大全』は、辞書のような作りで、時間を有効に使う方法や時間を無駄にしてしまう行為を、簡潔にたくさん書いてくれているので、時間管理の方法で迷った時にペラっとめくって読むと、手助けしてくれるようになっているので、気に入っています。

またGoogle・YouTubeというトップのテクノロジー会社で働いてきた2人の共著なので、

・メールやアプリ、デバイスにいくら抵抗してもその誘惑には勝てない

という言葉には説得力があるし、勝てないと理解した上での対処法なので現実的で役に立つ。

僕自身確かに、スマホをタイマー式南京錠で、強制的に使えなくするのはスマホ離れにかなりよかった経験があります。

他にもスマホをつい開いてしまった時ように、

・空っぽの画面を作っておいて、一旦落ち着けるようにしておく

というテクニックも実際に使っているけれど、良い感じです。

時間術大全 森 時間術 スマホ 画面 あける 気を散らさない 森

「こんな時、時間を無駄にしちゃうんだよなぁ」と思った時に、パラパラっとめくって対処法を探すのに良い感じの本でした。

民間人のための戦場行動マニュアル

よく戦争やテロ、クーデターなどを題材にした映画を観た時に、「こうゆう場面で、一般人である自分だったらどう動けば良いんだろう。」と考える。ゾンビ映画などのパニック映画でもそうなんですけど。

そんないつも感じる疑問の正解を教えてくれる本で、読んでいて本当に面白かったです。

もちろん怖さも感じるけれど。

例えば、ミサイルが飛んできた時にどうするか?

「ガラスから離れた場所で伏せた方がいい」ということは知っていたし想像できたが、その状態から更に「耳を塞ぐ」「目をつぶる」「口をあける」べき、ということは全く知らなかった。

爆発の衝撃による気圧の変化で、鼓膜が破れたり眼球が飛び出してしまうことが良くあるらしいからだ。口を開けていないと気圧が逃げる場所が無く、顔じゅうに衝撃が広がってしまう。

また実際に起きた、最近の世界中でのテロ事件を取り上げ、ケース別に対処法を解説してくれているところも読み応えがあります。

「無差別に突進してくる車を使ったテロの場合は、縦ではなく横に逃げろ」といったシンプルだけど具体性があって、とても参考になる対処法がたくさんある。

他にも、「降伏する際の注意点」や「安全な銃の取扱方」など、怖いけれど、知っておきたい知識がたくさん書いてあって、夢中で読んだ。

占領されてしまった時の、「希望をあまりもたない」という対処法の切なさと絶望感に辛くなったりもしたけれど。

実際に起きた時にとっさに行動するのは難しいだろうけれど、知っておいて良かったと思う知識が詰まっている本だった。

面白かった本

寝る前のリラックスタイムに読んで、単純にすごく面白かったし、心に残る部分がたくさんあった本です。

凍った脳みそ 

アジカンのボーカル、ゴッチこと後藤正文さんが自分のスタジオを作り始める過程から、完成後の紆余曲折を、ユーモアたっぷりに、読んでいて楽しい文体で書かれているエッセイ。

隣人とちょっと揉めたり、ホームセンターに買い出しにいったり、部屋と高価な機材にカビがはえて絶望したり、オシャレになったスタジオに好きなバンドのポスターを貼って浮かれたりしている。

あんなに有名なバンドのフロントマンでも、「音楽の能力以外は自分とほとんど変わらない普通の人間なんだ」と当たり前だけど忘れがちなことを、再確認させてくれるところも良い。

ゴッチさんの文章はいつも面白く、ファンじゃなくても楽しめると思う。

何度でもオールライトと歌え』というエッセイも面白かったが、この本は特に「秘密基地を作っているようなワクワク感」が伝わってきて、こっちもワクワクしてたまらなく面白かった。

血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン

血界戦線』『血界戦線 Back 2 Back』のシリーズは、本当に本当に大好きな漫画なんだけれど、年に一冊ぐらいのペースでしか新巻が出ないから、大好きゆえに辛い思いを常にしている。もう何度初めから読み返したかわからない。

そんな中どうしてもこの血界戦線で描かれれる世界を味わいた過ぎて、我慢ができなくなったので、小説版であるこちらの本を購入してみた。

今までは漫画の小説版って、絵もないし、作者が違うしで、なんか好きな作品を微妙に曲げられていたら嫌だなぁという思いから手を出してこなかった。

しかし、レビューをみると「血界戦線の世界を完全にものにしている」と高評価なものが多かったので購入してみた。

結果、最高傑作でした。

あの複雑で乱雑な血界戦線の世界を完全に理解した状態で書かれていて、読み始めたら最後まで止めらずに読み切ってしまったほど面白かった。

途中挟まれる挿し絵は血界戦線作者の先生本人の物だし、挿絵が少なくても絵が頭に浮かぶほど、世界観と登場人物の存在感がマンガと地続きで、小説というか、めちゃくちゃ面白いマンガを読んだ後の気分になった。

内容もタイムリープ的な面白さと、ザップの人格が漫画で読んでいるだけよりも深く知ることができ、最高のでき。

「ザップが戦いの時にスッと戦闘の顔になる」といった繊細な描写がレオの目線がら語られたりすることで、「レオはそんなことを感じているんだぁ」と漫画を読む時の奥行きの深さも出してくれる。名作です。

あなたに似た人

寝る前に読む用に、面白そうな短編小説集はないか探していたところ、カズレーザーさんがおすすめしていたことで話題になっていたこちらの本を見つけました。

確かにミステリーテイストでありながら、歯切れのいいあっさりとした読み心地が良い短編集で、さらにどの話もすごく皮肉がきいているところが良い感じでした。

そしてハッピーな話は全然ないのに、なぜか寝付きが良くなったので印象に残った本です。

個人的には『南から来た男』と『皮膚』が大好きでした。

面白かった漫画

今年初めて読んだ面白かった漫画です。

といっても大人気漫画ばかりなんで、紹介するまでもなさそうなんですけどね。

チェンソーマン

今年読んだマンガ以外も含めた全ての本の中で、一番衝撃的だった作品。

記事にもしましたが、一ページ目から「やばい。絶対面白い。」とハマった本は人生で初めて。

「これは最高だけど攻め過ぎてて、意外と人気でなかったりしたらどうしよう!」なんて怯えてたんですが、普通に大人気だし『このマンガがすごい!』で1位もとってるし、無駄な心配でした。

名作って「この面白さは、自分しかわからないんじゃないか!?」って、みんなに思わせる物が多いですよね。

アニメ化も、第二部が始まることも決定していて嬉しい限りです。

ファイアパンチ

『チェンソーマン』がとにかく面白過ぎたので、作者・藤本タツキさんの前作『ファイアパンチ』も全巻購入。

もうとんでもない作品でした。

神話的で、ぶっとんでて、斬新で、衝撃的で、面白過ぎて、とにかく気持ち悪い。

『チャンソーマン』と同じですね。

五巻のあるシーンの衝撃展開は、マンガ史に残るレベルだと思うので、未読の方は是非。

「この作者が書いてるなら、チェンソーマンもこの後もっとやばいことになってくじゃん。。」と感じさせらたんですが、その通りでした。

呪術廻戦 

こちらも今大人気のマンガですね。

個人的にもチェンソーマンがなかったら、今頃もっと騒いでいたなって感じの大好きな作品です。

しかし読み始めの時は、「面白いけど、めちゃくちゃハマるほどではないかぁ」って感じでした。

ですが、五条悟の過去編の面白さから、一気に大ハマりです。

敵も含めて各キャラが魅力的で、コメディータッチな雰囲気もあり、王道のジャンプ漫画感をバリバリ感じさせておきながら、めちゃくちゃ残酷だし、仲間もバタバタ倒れていく悲惨さのギャップにやられます。

あの子は生きてるの?死んでるの?

早く続きを読ませてください。

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