α7R IVとα7 IVの違いを実写で比較。買い替えてわかった向き不向き。

α7 IVとα7R IVの正面外観比較

α7R4使ってきたんですが、色々と自分の使い方には合わないことがわかったので、
α7ivに買い替えて一年ほど使用しています。

結果かなり快適になったのですが、それは単純にα7IVの方が新しく性能が上という点だけではなく、
むしろ使用目的がα7RIVのような高画素機がスナップメインの僕に合っていなかったということが大きかったです。

α7RIV
α7IV
  • 画素数:6100万画素
  • サイズ:128.9×96.4×77.5 mm
  • 重さ:665g(バッテリー込み)
  • AF:567点像面位相差
  • EVF:約576万ドット
  • 画像処理エンジン:BIONZ X
  • 画素数:3300万画素
  • サイズ:131.3x 96.4 x 79.8 mm
  • 重さ:658g(バッテリー込み)
  • AF:759点AF測距点
  • EVF:約368万ドット
  • 画像処理エンジン:BIONZ XR

この比較記事では、α7R4・α7ivがどんな使い方なら合うのか含め、画素数による違い、AF精度の違い
など写真多めで徹底比較していきたいと思います。

目次

外観比較

まずは外観の違いを簡単に(ほぼ同じなので)。

α7iv(左)・ α7Riv(右)
α7IVにタムロン28-75G2をα7RIVにフォクトレンダー40mmF1.2IIをつけた状態

スペック上ではα7ivの方が高さと横幅が2〜3mm大きく、けれど7g軽いです。
しかし持った感じでは違いはわからない程度です。

α7iv(左)・ α7Riv(右)
α7iv(左)・ α7Riv(右)

ボタン・ダイヤルの違いもそこまではなく、動画録画ボタンがα7R4では背面に配置されていたのに対して、α74の方では上部になったことくらいでしょうか。

α7iv(左)・ α7Riv(右)

しかしこれもカスタムボタンで好きなように変更できるので大きな変化ではありません。

α7iv(左)・ α7Riv(右)
α7iv(左)・ α7Riv(右)

操作性に関してはα7R4の時点で十分使いやすく快適だったので、特に変化は感じませんでした。

ファインダーの見えやすさも、スペック上ではα7R4が約576万ドット、α7ivは約368万ドットと差がありますが、実際に使用している感じでは、僕には違いがわからないレベルでした。

ちなみに、α7IVを購入してから気付いたんですが、α7R4とはファインダーの形が微妙に違うので、愛用している「延長型のアイカップ」を買い直さなければいけませんでした。1600円するんでちょっと痛い出費です。

解像度比較

解像度を比較していきます。

そもそもα7RIVを購入した理由が、トリミング耐性の魅力で、「6100万画素もあれば単焦点でもトリミングしまくってズームレンズみたいに使えそう」という物でした。
結論から言うと、「そこまで大きな差は感じない」という感じでした。

今回はJPEG撮って出しで比較しているため、色味やコントラストの差にはボディそのものだけでなく、α7RIVには無く、α7IVに搭載されているクリエイティブルックが影響しています。
そのため、今回の比較では細部の解像感と、JPEGの仕上がり傾向は分けて見てください!

【α7RIV・α7IV解像度比較】画像①

α7RIV
(F/5.6 1/1000秒 ISO100)
α7IV
(F/5.6 1/1000秒 ISO100)
α7RIV
(上の写真の等倍切り抜き)
α7IV
(上の写真の等倍切り抜き)

等倍近くまで拡大すると、α7R4の方が金属の質感や細部の情報量が一歩上に見えました。
一方で、α7 IVも全体の解像感は十分高く、通常閲覧サイズでは大きな差は感じませんでした。
α7IVも3300万画素あるので十分すぎるくらいですもんね。

実際、以前使っていた2400万画素クラスのカメラ達でも、普段使いで大きな不満を感じたことはありませんでした。

【α7RIV・α7IV解像度比較】画像②

α7RIV
(F/5.6 1/1000秒 ISO100)
α7IV
(F/5.6 1/1000秒 ISO100)
α7RIV
(上の写真の等倍切り抜き)
α7IV
(上の写真の等倍切り抜き)

この比較では、α7R IVの方がトレーラーのサビや継ぎ目、草や背景の細い線など、細部の情報量にわずかですが余裕があるように見えました。
ただし差は大きいわけではなく、全体で見た時にはα7 IVも十分高精細で、通常の見方では差はありませんでした。

これがα7IVに変えた理由の1つで、トリミング耐性にそこまで大きな差を感じる場面が少なかったです。今回はTamron 28-75mm F2.8 G2で比較しているため、より高性能な単焦点やGMレンズを使えば、また印象は変わる可能性はあります。

【α7RIV・α7IV解像度比較】画像③

α7RIV
(F/5.6 1/640秒 ISO100)
α7IV
(F/5.6 1/640秒 ISO100)

ここでは本来のα7RIVを購入した理由のトリミング耐性を比較するために、上の同条件で28mmで撮った写真を75mmの画角で切り取ってみました。

α7RIV
(上の写真の75mm画角に切り抜き)
α7IV
(上の写真の75mm画角に切り抜き)

中央にある塔の解像感も含め全体的にそこまで大きな差はなく、この程度のトリミングならば、α7IVでも十分なことがわかります。

見え方の差

α7RIV(左) α7IV(右)

上の画像のように、F5.6で遠くの端を撮影した写真を300%超えまで拡大してみるとα7RIVの方が解像していないように見えるショットもありました。
これは不思議だったのでしばらく比較してみると、α7R4の方が繊細な描写をしてくれるので、遠すぎてちゃんと撮れていないものを、より鮮明に「撮れてなさを写してくれている」状態かなと。

こうして比較をしてみた結果、常に大きな違いが出るわけではないけれど、α7RIVの高画素ならではの解像感・繊細な描写はやっぱり惹かれる物があり、α7RIVが恋しいような気もしてきました。

AF性能と歩留まり比較

まずAF性能の体感としては、やはり新しいα7IVの方が優秀だと感じる場面が多いです。

α7IVはAFの安心感がすごく良い

(α7IVで撮影)散歩中、目の前のお父さんが網を海に入れた瞬間
(α7IVで撮影)カメラが怖くて逃げ出そうとする瞬間。

トラッキングAF・瞳AFが優秀なので、これはもうピント外しを機材のせいにしずらいレベルでストレスが減ります。
もちろんα7Vやα7CIIに搭載されているAIAFの方が更にいいんでしょうけどね。

α7RIVのAF性能

ではα7R IVはAFが弱いかというと、全くそんなことは無くて、あくまで比較をした場合の話です。
α7RIVを使っていている時は、AFに不満を感じたことは特にありませんでした。

α7R4で撮影した暗い場所での写真
(α7RIVで撮影)暗い場所でのシルエット撮影でもAFに困ることは少なかった。


ただ、α7IVや、以前使用していたα7Cと比べて、下の写真のような動き物を撮る際のピント合わせがズレることが少し多かったです。

(α7RIVで撮影)自転車が通った瞬間にパッと中央AFで合わせて撮ったが、隣の標識と下のポールにピントがきてしまった
(α7RIVで撮影)男性が横の草むらから急に走って現れた瞬間。
AFを男性に合わせ撮影したけど、男性の2m後ろくらいにピントがいってしまっていた。

もちろんこれはどのカメラでも起こることなので、特に気にしてはなかったんですけど、α7IVに変えてからは体感でわかるくらいにこの失敗が減ったので、AFの進化の部分ですね。

α7R4で一番悔しかったのがこの写真。
ヤシの木の間を走り去る白い馬にピントを合わせて3枚ほど撮る時間があったけど、どれも白馬にピントは全くあっていなかった

AFに限っていえば、スポーツなどの動きもの専門で撮る方以外は、どちらも十分な性能だと思います。
動き回る小さな子供を撮る機会が多い方などはα7IVの方が、というより新しい機種に越したことはないですね。

写真成功率の比較 (α7R4のデメリット)

前述したAFの性能差により、当然、歩留まり(写真成功率)も、α7IVの方が有利なんですが、それよりもα7R4の「高画素なぶん、わずかなブレやピントの甘さが後でモロにでてしまう」という点で、歩留まりに大きな差が出てきました。
僕がα7R4からα7IVに乗りかえた一番大きな理由がこの点です。

α7R4でF2.8で撮影

例えば上のα7R4で撮った写真。
この時、馬は軽く足踏みをしたり少しだけ動いている状態でしたが、ゆっくり撮影できる状況でしたし、シャッタースピードも1/1000だったので特に気にせず撮影しました。


しかし、撮影後PCで拡大して確認してみると、上の写真のように馬に微妙にブレが起きていることがわかりました。
高画素な分、こういった微ブレやピントの甘さがしっかり写ってしまい、いわゆる「眠たい写真(冴えない写真)」になってしまうことが多くあります。

これはα7R4が悪いというよりも、散歩しながらパッと撮ることがほとんどの僕の撮影方法に合っていなかったということと、クラシックレンズをつかったり、開放付近での撮影が多いので、解像度が足りないことが要因だと思います。
これは使ってみないとわからなかったことなので、この経験に価値はあったなと。

一方でα7 IVは、そのズレが目立ちにくく、ラフに撮っても使える写真が残りやすい印象でした。

こちらの写真も散歩中に男性の方がポケットからスマホを出して構えた瞬間ですが、先ほどと同じタムロン28-75G2のF2.8でパッと撮ったので、馬の時よりもラフに撮ったんですが、眠たさが目立ちません。

AFの性能よりも、「ちゃんと撮れたと思って後で見たらイマイチだった」という経験が買い替える一番の要素でした!

【まとめ】α7R IVとα7 IVを使って感じた違い

α7R IVとα7 IVを比較してみて、単純に「新しいからα7 IVの圧勝」という感じではありませんでした。

等倍で見た時の細部の情報量や、高画素ならではの解像感、トリミング耐性はやはりα7R IVの魅力です。
比較写真を見返していても、α7R IVならではの繊細な描写には惹かれるものがありました。

一方で、実際に私が日常的に使う中では、α7 IVの方が明らかに扱いやすかったです。
AFの安心感が高く、動きものや散歩中のスナップでもピントの失敗が減り、さらに高画素機ほど微ブレやわずかな甘さが目立ちにくいため、ラフに撮っても使える写真が残りやすいと感じました。

特に僕のように、

・散歩しながらパッと撮ることが多い
・クラシックレンズや開放付近の柔らかさも楽しみたい
・撮影後に「少し甘い写真」が増えるのが気になる

という使い方では、α7 IVの方が相性は良かったです。

逆に、

・しっかり条件・機材を整えて撮る
・トリミング耐性を重視したい
・高画素ならではの情報量を最優先したい

という人には、今でもα7R IVは十分魅力のあるカメラだと思います。

僕の場合は、最終的に「撮れた時の最高画質」よりも、「普段の撮影で安心して使えて、使える写真が残りやすいこと」の方が大事だったので、α7 IVに乗り換えて正解でした。

ただ、比較写真を見返すほど、α7R IVの高画素ならではの魅力も確かに感じます。
だからこそ、この2台は単純な上位下位というより、どんな撮り方をするかで向き不向きが分かれる2台だなぁとかんじました。

α7 IVとα7R IVの正面外観比較

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