マナーが男を作る – 映画「キングスマン」

 
 
あらすじ
 
キングスマンという英国紳士達で結成された、秘密組織に所属するハリー(コリン・ファース)は、ある作戦中、同僚に命を救われた。身代わりとなって命を落とした同僚の妻と息子のエグジー(タロン・エガートン)に連絡をくれれば援助すると約束する。16年後、逮捕されてしまったエグジーがその言葉を思い出し、渡されていた番号に電話をかけるとハリーが表れ、エグジーもキングスマンに入るよう勧められる。
 
英国紳士のスーツスタイルってやっぱりかっこいい
 
やっぱり伝統があるものってかっこいいですね。「イギリスに生まれたかったなー」とこれだけで思ってしまうくらいイギリス人のスーツ姿ってかっこいい。
特にコリン・ファースが演じるハリーがかっこよかった。男の子だったら憧れる要素がパンパンに詰まってる。「マナーが人を作る」という信条を持っていてどこまでも紳士的。「イギリスに生まれたかったなー」と羨ましくなってしまう、英国スーツの着こなしレベル。
 
武器もオシャレ
 
傘が銃。
ボールペンからでる麻酔針。
金のジッポが手榴弾。
革靴から刃。
最高。
 
めっちゃ強い
 
紳士的で温厚そうな見た目なのに実はめちゃくちゃ強いって、男心をそそりますよね。悪そうなやつらがなめてかかってくればくるほど、「そいつ本当は強いんだぞ〜」と、しめしめ感が楽しめていいですよね。
 
戦闘シーンが気持ちいい
 
このめちゃくちゃ強くてかっこいいやつらがめちゃくちゃかっこいい戦い方するからもう夢中でした。
 
戦っている時の動きが少しスローになって急に早くなるっていう最近よく使われる戦闘シーンの撮り方だったんですけど、この映画は今までのと違いましたね。何が違うかまではわからなかったんですけど。最近の映画の戦闘シーンの中では1番スタイリッシュでクールでした。見てて気持ちがいい。
 
特に僕がしびれたのは、パンチを打つように銃を打つ動き。
左手で敵の腕を払ってお腹にバン!
ワン・ツーからの腹蹴りで相手のガードが下がった所にバン!とまるで格闘家がパンチを放つ時のような仕草で銃を使う動きがたまらなくかっこよかったです。
 
落ちぶれ青年のサクセスストーリーな感じも好き
 
エグジーは本当は勉強やスポーツの才能もバッチリ備えているのに、環境のせいで学校も行けず、悪い方へと進んでいます。しかしハリーと出会うことで変わっていきます。こうゆう典型的などん底から這い上がる的なストーリーはやっぱり気分が上がりますね。特に優秀だった人間が、落ちぶれて悪さをしていたところから這い上がるパターンは。才能の他に「悪さ」や「したたかさ」を持っているってめっちゃかっこよくないですか?
エグジーもハリーに負けないくらいかっこよかった。
 
映画館で見てよかったシーンがある
 
一か所でも最高なシーンがあれば映画館いったかいがありますよね。安心してください。キングスマンはありますよ。中盤で起こる、教会での大乱闘シーンです。このシーンはきっと見た人のほとんどがベストにあげるんじゃないでしょうか。これを見れるなら1800円使ってもいいと思います。とんでもなくかっこいいから。しかも映像はめちゃくちゃかっこよくて気持ちいいのに、ストーリー的にはスッキリするどころか、「あー…」って絶望感を感じるいやらしい作りになっているのが、嫌だけど素晴らしかった。
 
観に行ってほしいです。
 
同じ監督の「キックアス」も面白かったけど、これは「キックアス」超えた気がします。雰囲気は似てましたけどね。監督のマシューボーンさんにはこれからも期待です。
 
もう続編も作っているらしいので、次の楽しみを作るためにも、「キングスマン」合間を縫って観に行って欲しいです。
 
 
 

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