【Apple Watchの選び方①】モデルの選び方・Series3か6かSEか…（SE スペースグレイ 40ｍｍに決めた理由）

『Apple Watch SE』の40mm・スペースグレイを購入してから2ヶ月。
仕事中からお風呂・寝てる時もずっと身につけているんですが、現状とても満足しています。

しかし購入する際には、初めてのApple Watchだったので、迷った箇所がいくつもありました。

そこで今日は同じようにApple Watch選びで、悩んでいる人の参考にちょっとはなりそうな、僕がどう選んだかをまとめていきたいです（結局好みの問題が大きいので役に立つかわからないですけどね）。

長くなってしまうので、まずはこの記事では、Apple WatchのSeries3か6かSEかという機種の選び方についてまとめます。

（色・サイズ・素材の選び方は、こちらの記事で詳しく書きましたので参考にしてください！）

Series3かSeries6かSEか

これは選び方がとてもシンプルなので、あっさりとSEに決めることができました。

その割には説明すると長くなってしまうので、長文になってしまいますが、それぞれの特徴と選び方をまとめます。

【選び方①】価格重視ならseries3

まずは価格を優先する場合です。

なんでもかんでも値段が高いApple製品の中で、Apple Watch series3ならば20,000円程度と性能の割に安く購入できるので、ナイスです。

性能・画面の大きさ・見やすさ、などはSEやseries4・5・6と比べれば落ちますが、

「改札やコンビニでSuicaなど電子マネーを使いたい」

「運動や睡眠の計測に使いたい」

というApple Watchのメイン機能のみで十分という方には、全く問題なく利用できる性能を持っています。

僕もApple Watch SEが発売されていなかったら、間違いなく「series3一択でしょ」となっていたはずです。

それほどApple Watchの中で価格と性能のバランスのとれた優れた型式。

しかしApple Watch SEが発売されてからは、series3を購入するメリットは「Apple Watchの中で一番安い」という一点になってしまいました。

SE発売後のseries3の良いところは「安さ」 の一点のみに

今まではApple Watchのシリーズ4もシリーズ5も（今回のシリーズ6もですが）、価格が高かったので、そんなにこだわって使うわけじゃないのなら、シリーズ3が一番値段と性能のバランスが良いApple Watchでした。

しかし今年発売されたApple Watch SEは、Series3よりも10,000円高くなってしまう代わりに、性能と値段のバランスが段違いで優れた物でしたので、Series3は「とにかく安く購入したい」という方以外にはおすすめできない物になってしまったと思っています。

なぜなら、長く使うことを考えると、1万円多く出してもいいかなと思えるくらいSEの方が性能差が良いからです。

【選び方②】長く使う予定で出費も抑えたいならSE

series3よりも1万円高くなってしまうSEですが、現在最新のApple Watchの一つであるSEと、4年前に発売されたseries3との価格差だという事実だけで、かなり安いんじゃないかと感じます。

Series3よりもSEは画面が見やすい

またディスプレイサイズもSEの方が30%大きくなっているので視認性も優れています。

↑この比較写真をみてもらえばわかりやすいですが、ベゼル（周りの黒いふち）が狭くなったことによって、42ｍｍのSeries3よりも、40ｍｍのSEの方が画面の表示領域は大きいです。

画面が見やすいというのは、様々な機能を利用するスマートウォッチとしては大切な部分なので、色んな機能を使う予定ではない僕のような人にも、この差は大きいと思います。

SEの処理速度はSeries5と同じ早さ

Apple Watch選びの途中、一度ヤマダ電機に試着に行ったんですが、その時に店員さんにそれぞれの性能の差について尋ねてみました。

とても親切な店員さんで、まだ発売したばかりでSEやSeries6の展示品はなかったのですが、そこにあったSEと同じ性能のSeries5と自分が付けているApple Watchの『Series4』でアプリを同時に開いたりして、比較をしてくれました。

（Series5はSEとCPU（コンピューターの性能）的には全く同じです。常時表示の有無などの機能的違いはありますが）

するとアプリを起動する際のスピードや、文字盤を変える時の反応がパッと見てもわかるくらいSeries4よりも、SEと同じ性能を持つSeries5の方が早かったんです。

Series4はミー文字を使う時や、文字盤を何度も変更する際に、反応がすごく悪い時がありました。

（こちらのギズモードさんの記事で、わかりやすく性能差を比較してくれています↓）

なので、Series4よりも更に1世代前のSeries3には、

「Apple Watchが思ったよりも便利で、後々色々な機能を使いたくなってきた時に、ストレスを感じることがあるかもしれない」

という不安を感じて、SEの方がいいかなぁより思うことに。

とは言ってもアプリはiPhoneで十分だし、Apple Watchにそこまでの性能は求めていないという人には1万円の差って大きいですよね。

僕もその1万は節約した方がいい物だと初めは考えていて、Series3にしようとしていたんですが、結果的に1万円多く出してもSEにしようと思った大きな決め手は、転倒検出機能があるかないかの差でした。

SEには何より転倒検知がついているのが嬉しい

Apple Watch をしていた男性バイカーが転倒で意識不明に。Apple Watch の転倒検知機能が自動的に911に電話してロケーションを通知。無事搬送され意識回復。凄い。 https://t.co/BxcytA5nfR

— Hiroshi Matsui 松井博@Brighture (@Matsuhiro) September 22, 2019

この転倒検知の機能がついていることが、SEの魅力の中でもすごく大きくて、家族、友人、彼女、などできればみんなに常につけていて欲しいなと思うほどです。

うまく反応しない可能性だって、そりゃあるでしょうけれど、数%でも命が助かる可能性が上がるなら、間違いなくこっちにするべきです。

どうせ買う予定のもの、更に何年も使うような物は、10,000円の差なら四年前の物より今年の物を買った方が割安です。

着用者が動けない状態だと認識した場合の Apple Watch の反応
1 分間なんの動きもないことを検知した場合は、30 秒のカウントダウンが始まり、その間、着用者の手首を叩き続け、警告音を鳴らします。警告音は徐々に大きくなるので、近くに誰かいれば気づいてもらえます。緊急通報サービスに電話したくない場合は、「キャンセル」をタップしてください。カウントダウンが終わると、自動的に緊急通報サービスに電話がかかります。 

大きく転倒してしまい、意識を失ってしまった時、または意識を失って転倒してしまった際にも、自動的に緊急通報サービスに電話をかけてくれるという機能です。

緊急通報に連絡するまでの間に、意識を取り戻せるように振動で手首を叩き続けてくれて、周囲の人に気付いてもらえるよう徐々に大きくなる警告音を鳴らしてくれるなど、すごく考えられている機能だと感じます。

転倒検知の精度もすごい

また購入してから2ヶ月、仕事や運動などで激しく使用していますが、一度本当に転んでしまった時に作動したのみで、それ以外の時に誤作動は一度もないので、精度のすごさも感じました。

この機能が付いていることで、家族・友人・彼女にプレゼントしたいアイテムナンバーワンにもなりました。（そんなお金を持っていない無いことが歯痒いと感じます）

元上司の義理の母が階段で転んだのだけど Apple Watch の転倒検知機能で 911 と娘たちに連絡が入ったという話。こういうプロダクト作りたいね。 https://t.co/TffFi4SKRF

— higepon (@HigeponJa) December 19, 2018

この機能はSeries4以降からしか付いていないものなので、series3にはついていません。

ということで、Series3よりもSEの方が優れているポイント、

・Series5と同じ性能のCPU（Series4と比べてもサクサク動く）

・画面が大きくベゼルは狭くなったことによる視認性の良さ&見た目の良さ

に加えて、この転倒検出機能が付いているかいないかという大きなポイントを考えると、1万円の差は全然ありだと決定しました。

（こうゆう「高い物やサービスの方が、安全性を上げれる」みたいな話って、親や彼女には車はベンツを買ってあげたいし、料理はサラダ油はやめて、すべて高級オリーブオイルにしたいし、、などなど「金持ちじゃないゆえに、周りの人を守れ無い自分」みたいな無力感に襲われそうになりますよね。けど、一旦置いておきましょう。）

【選び方③】ディスプレイ常時表示を求めるならSeries6

前述したように、Apple Watch SEは値段と性能、そして安全面から考えて最もおすすめな機種なんですが、「利便性」「ファッションとしてのクオリティ」を更に求めるのならば、時計画面の常時表示が可能なSeries6がおすすめです。

SEとSeries6の一番の違いは常時表示

ディスプレイの常時表示が可能なのは、現在Series5とSeries6の二機種のみです。

Apple Watchのseries3やSEでは、しばらく時計を動かしたり触ったりしていないと、画面がスリープしてしまいます。

このスリープまでの時間は設定で15秒と70秒の2パターンから選べます。

腕を軽く上げるか、画面をタッチするだけですぐに時計が表示されるので、特に困ることはありませんが、できれば常時表示は欲しいなぁというのが正直な感想です。

常時表示機能はあった方が便利

Apple Watch SEを2ヶ月がっつりと使って、唯一物足りないと感じるポイントが「常時表示機能」です。

仕事中に周りに人がいる中でこっそりと時間を見たい時や、車を運転中に時計をチラッと見た時に、 時計が表示されていなくて少しストレスを感じる場面があります。

もちろん手を持ち上げたり画面をタッチした時の反応はすごく良いので、そこまで困ることでもないです。

しかし普通の腕時計もずっと利用してきた身としては、常に時間が見えているって時計としては当たり前だし大事なことだよなと感じる時もあります。

ファッションの面からも、せっかく気に入ったデザインの文字盤を用意したなら、常に表示させておきたいと思ってしまいますしね。

（バンクシー（？）な写真を撮りに行ったお気に入りの写真。）

また、服に合わせて文字盤を変えるのが、出かける時のちょっとした楽しみにもなっています。

文字盤を服装や気分で変えれるのは、普通の時計にはできないスマートウォッチの大きな利点の一つなので、常時表示でフル活用したいなという気持ちを感じる時はやっぱりありますね。

それでも値段を考えるとSEがおすすめ

しかし常時表示機能の便利さを考えても、価格を考慮すると、やっぱりSEがおすすめだと感じます。

2020年12月の現時点でAmazonでの価格が、

・Apple Watch SE 40mm – 32,780円

・Apple Watch Series 6 – 47,080円

となっているので、約14,000円の差です。

この値段差は、SEを使っていて「常時表示があればなぁ」と思う回数が、そんなに多くはない僕には、割高だなと感じました。

安いのに機能が素晴らしい『Mi Band』というスマートウォッチを使用していたので、常時表示がない物に慣れていたこともあります。 

（ちなみにですが、睡眠計測能力はこのXiaomiの『Mi Band』の方が正確な気がしているので、ここ数日は寝る時だけ『Mi Band』に付け替えたりして試しています。結果はまた報告します。） 

常時表示が目当てなら中古Series5もあり 

このディスプレイ常時表示の必要度は、

・時計をこっそりチラ見する機会の多さ

・自分の文字盤のお気に入り度の強さ

などによって変わるところだと思いますので、どうしても常時表示機能が必要な方は、中古で状態の良いSeries5を選択するという手もありだと思います。

↑の商品のように、2020年12月の時点でもSeries5の状態の良い中古品で、37,000円程度の物が結構出ていますので、状態次第ですがコスパ的にはかなり良いと思います。 

バッテリー持ちもSeries6と比べて18%程度しか変わら無いようですし、候補に入れる価値はありそうです。

Series6の血中酸素測定はまだ必要ない 

ここまで全然触れてきませんでしたが、Series6には新機能として、「血中酸素測定」が追加されました。

血中酸素を測定できれば、立ちくらみや目まいの前兆を、倒れてしまう前に発見できるので素晴らしい機能なのですが、まだ精度がイマイチのようで、実用的ではなさそうです。 

Apple自身も「医療用ではない」と明言しているので、転倒検知並に実用的な段階に入るまでは、「目安程度でも運動時の細かなデータが欲しい」という方以外には、特に必要無い機能だと思います。

というわけで、最新のCPU（コンピューター性能）とディスプレイ常時表示機能の二つが必要かどうかでSeries6にするかどうかを判断することができるので、その二点を考えてみてください。

まとめ

長くなってしまいましたが、Apple Watchを選ぶための手順として、まず一番大きな枠である、「どの機種にするか」の選び方について書いてきました。

選び方をまとめると、こんな感じです。

という感じです。 

本当に個人の使用方法や予算によって、最適な機種が変わると思いますが、はっきりと決めることができず、迷っているのなら、常時表示機能がついてないこと以外は、確実に、

 と全てが揃ったApple Watch SEを買うのが、一番無難で後悔が少ないんじゃないかとぼくは思ったので、購入しました。そしてどの機種か迷っている人にも、SEが一番なんの心配もなくおすすめしやすい物だと感じます。

機種の選び方で長くなってしまったので、次の悩みである、色・サイズ・素材などの選び方や周辺グッズの選び方については、以下の記事で紹介しています。