この間も書いたRYKEY(リッキー)さんからYZERRさんへの「お前の曲はパクリだ!」というディスの件。
RYKEYさんがディス曲を発表し、その後にインスタLIVEで、
「HIPHOPのビーフには一週間ルールがある。一週間以内にYZERRはアンサーソングを返して来なかったからあいつの負けだ」
という、よくわからないRYKEYさんの言葉を最後に落ち着いています。
しかし今回の件について改めて考えていたら、
「もし僕がYZERRさんの立場だったら、今回のRYKEYさんの絡みすっごい嫌だし、辛いな」
とすごく怖くなりました。
僕がYZERRだったらRYKEYの絡みがすごく嫌な理由
「もしも僕がYZERRさんの立場だったら」と考えてみた時に、今回の件がすごく嫌だし辛いなと思った理由は、単純に、
「RYKEYさんに全く勝てる気がしない」
からです。
そこでなぜ全く勝てる気がしないのかと、僕がRYKEYさんに怯える理由をまとめました。
矛盾すらも気にしないRYKEYの怖さ
前回の記事にも書いた通り、僕はYZERRさんの曲はパクリではないと思っています。
それでもRYKEYさんの「お前はパクリやろうだ!」というディスに勝てないと思う理由は2つあります。
1つは、
①RYKEYさんの矛盾だらけでもなりふり構わずガンガンと攻撃してくる姿勢が、怖すぎるから
そして2つ目は、
②自分の知名度を上げることが目的なので、「盛り上がればなんでもいい」とズルや嘘を平気で使ってくること
です。
RYKEYさんの怖さ
矛盾だらけでも動じない①
まず RYKEYさんの強さは、論理が一切通じないことです。
最初にRYKEYさんがYZERRさんの曲はパクリだ!とブチギレている動画を上げた時、
「お前を許さねーからな!ZEEBRAとKJの揉め事あったろ?あれと一緒だよ!」
とZEEBRAさんとKJさんとの揉め事を引き合いに出していました。
しかしあれはDragon Ashが出した『Summer Tribe』という曲の中の、KJさんの歌い方と声、立ち振る舞いが全てZEEBRAさんに似ていたため、
「おれのマネすんじゃねぇ」
ってことでZEEBRAさんが曲中でディスった事件でした。
つまり本人同士の揉め事なんです。
(Kjさんは後に「ZEEBRAさんに憧れていたから、リスペクトのつもりだった。ディスを返すつもりはない」と述べています。)
その点、今回のRYKEYさんからYZERRさんへのディスは、
「お前のラップはパクリだ!ロディ・リッチ(超人気のUSラッパー)のな!!」
という内容で、RYKEYさんは全く関係のない第三者です。
なので本来RYKEYさんに言われる筋合いはないのですが、ここまでブチギレまくっているので、怖いとしかいいようがない。
矛盾だらけでも動じない②
またRYKEYさんはこれらのディスを何回もインスタLIVEで行ってきました。
合計10本以上はワイザーさんをディスるインスタLIVEをあげています。
その中でとうとうワイザーさんが二ツイートで反応しました。
俺はSNSで口喧嘩なんて情けねー事絶対しねぇからよ
今日横浜のBridgeで一曲だけライブすっからネットで陰口叩く暇あんだから絶対来いよ?
大体俺はお前みたいな小物なんて興味ねぇからお前から喧嘩売ってきてんだからお前から来いよ
これで、今日来なかったら二度と相手しねーからな
— YZERR (@yzerr_official) 2019年3月29日
その瞬間にこのツイートに対して、リッキーさんが返信したツイートがこちらです。
神戸に今日来なかったらおまえはただのカスになるぜ?
文句あんなら来いって言ったべ?
俺も今日神戸でライブなんだわ。
snsでアンサーしてねぇで
神戸来いよ。
バッタもんがよ。
それともあれか?
俺が神戸にいんの知ってていきがってんなら許してやるぜ?
カスは、ガキどもに守ってもらえ
パクリが— RYKEY (@licky6329461) 2019年3月29日
10本以上に及ぶSNSでのディスに対して、相手が一件のツイートを返した瞬間に、
「いやSNSで発言するとかダサくね?」
と返したわけです。
怖すぎる!!
冗談ではなく、こういう「自分の言ってることおかしくないかな?」という確認をする部分が壊れている人は、ある意味最強だと思います。
絶対に勝てる気がしない。
【その2】知名度が上がればなんでもいいという特攻精神
前述した「矛盾を恐れない」というのも繋がるのですが、「知名度が上がればいい」と内心思っているはずなので、論理的に勝とうともしていないところがめちゃくちゃ怖いです。
ハンターハンターのパリストンを思い出します。
自分が必死に勝とうと思っている時に、相手は実は勝敗とは違う目的がある場合って冷静ですし、すごく戦いにくいです。
例えばRYKEYさんがクールでズル賢い技を使ってきたのが、ディス曲『You Can Get Again』この部分の歌詞。
そんなんになっちまった
お前さんを悲しんでる
今までワイザーさんのことを猛烈にディスした後に、突然「心配もしてるんだぜ?」と優しさを見せてきます。
この言葉を聞くと、まるで今まで可愛がっていた仲間が道を踏み外し、それを悲しんでいるかのようです。
現にYouTubeのコメント欄にも、
「ディスが100%じゃないところにHIPHOPを感じる」
「悲しんでるのとこイケメンすぎるだろ」
など「ディスるだけじゃなくて優しい!!」みたいに評価が上がってます。
しかしYZERRさんのツイートを見ると、
許してやるぜ?じゃねーよ
許すかどうかは俺が決めんだよまず2、3回挨拶交わした事あるかどうかの他人に絡んで来てんのお前なんだよ
お前が喧嘩売ってきたんだからお前から来るんだよネットで口喧嘩なんてみっともねーからこれで終わりな
逃げも隠れもしねーからいつでも川崎来いよ口だけ野郎— YZERR (@yzerr_official) 2019年3月29日
2、3回挨拶を交わした事があるかどうかの、ほぼ他人という関係みたいです。
つまり、悲しむような間柄では無いわけですが、天然なのか作戦なのか、自分の評価を上げることに最適な歌詞を入れ込んでいるわけです。
これは見事です。
それまで散々文句を言った後なので、ツンデレ効果もあるし、知名度&好感度を上げるには完璧。
そんなこともできんのかよ!怖い!!
まとめ
というわけで、リッキーさんとワイザーさんのディスから感じた、「僕がリッキーさんを心底怖いと思う理由」をまとめてみました。
改めて書いてまとめてみると、やっぱり「僕がYZERRさんだったら勝てる気がしない」という結論になります。RYKEYさん怖い。
特にさんざん醜いところを見せたあとに、発表した曲が素晴らしいところが一番怖いですね。
ただ本来自分とは関係のない、こういう揉め事やニュースを見た時に「こいつむかつく!」と熱くなるだけではなく、「自分だったらどうするか?」と考えると、楽しめるし、今後のためにもなったりするので、おすすめです。
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