前にこのブログで紹介した、めちゃくちゃ面白いマンガ『BEASTARS(ビースターズ)』が、12巻、13巻と更に面白くなってます!!
動物達が人間のように暮らす世界で、動物達それぞれの特徴や本能についての悩みや、「肉食と草食は心からわかりあえるのか」といったような、様々なストーリーがとにかく面白い。
(追記:更に10月からアニメ化も決定!)
だかしかし!!
個人的には7巻から11巻までは、少し面白さが下がってきたと感じていました。
なぜなら、前述したこのマンガの凄まじく面白いポイント、「様々な種類の動物達が共存していく難しさを描いた日常」が7巻あたりから描かれることが少なくなり、バトル漫画に移行してしまうからです。
ビースターズの12巻からの面白さは異常
もちろんそれでも十分読む価値はあるほど面白い。
けれど、最初の方の面白さに比べたらやや劣っているように感じていた。
しかし、主人公レゴシがクラス学園での食殺事件が解決する12巻からは、更に上回る面白さがやってきた!
挽回どころか、もはや卍解!
ビースターズの世界が広がった
12巻からは、『ビースターズ』の魅力である「様々な種類の動物達が共存していく難しさを描いた日常」の描写が更にスケールアップして返ってくる。
レゴシが学園を辞め、外の世界へ飛び出したからだ。
レゴシ社会人編に突入。
これによって学校内だけでなく、『ビースターズ』更にたくさんの動物達の悩みが観れるようになり、ヒューマン(?)ドラマとしての、幅が広がった。
会社で肉食獣からのいじめに悩む羊や
ブラック労働させられる牛達
毒を持っているため差別されるコモドオオトカゲ
「こうゆうのが見たかったんですー!!」って歓喜しました。
学園内だけでは描かれなかった、街での「種族間の壁」を、作者の凄まじい動物の知識と想像力で描いてくれています。
もう先が気になって気になって仕方がない。
そして更に思ったことは、一旦バトル漫画に移行して良かったんだ!ということです。
一旦バトル漫画化したことも正解だった
更にスケールアップした動物達の人間(?)模様に加え、主人公のレゴシが一回壮絶バトルと修行を経験していることで「悪いやつを実はめちゃくちゃ強いレゴシが成敗してくれる」というワクワクするポイントも追加されました。
物語の深みと戦い。
その両方が備わったマンガになったので、「HUNTER×HUNTER」や「ワンピース」などの名作マンガと同じ武器を手に入れたことになります。
作者の板垣巴留(いたがきばる)さんすごい!
『ビースターズ』の12巻、13巻の面白さはとにかく異常なほどなので、まだ未見の方は是非!
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