アカシア天板に塗装と加工をおこない、アイアン脚やケーブルトレーを取り付け、
なるべく簡単にデスクDIYをしていく様子を書いていく記事です。
第3回目は塗料を試してウレタンニスに決める様子を書いていきます。
ニス塗装かワックス・オイル塗装か
まず塗装について最初に悩んだのは、ウレタンニス塗装をするか、せっかく全色を揃えたブライワックスかワトコオイルで塗装をするかです。
これはアカシアデスクを作ろうと思い立ってから、ずっと悩んでいた部分だったんですが、結果ウレタンニスを塗ることに決めました。
塗装材をウレタンニスに決めた理由は
ウレタンニスに決めたポイントは2つで、
①ワックスやオイルよりもニスの方が、強度や反り防止、防水性能が高い
このアカシア天板は140cm×70cmの大きめのサイズなことに加えて、重さ約9Kgの34インチウルトラワイドモニターにモニタアームを付けて設置する予定なので、反りが出てくる心配を減らすため、表面に膜を作り強度を上げてくれるウレタンニスにしました。
長く使用していくデスクとしては、反りが出ないことや、飲み物をこぼした時にシミにならないというのが大事だな、と考えました。(メンテナンスするのめんどうですし)
②アカシア集成材の濃い色と明るい色がランダムに混ざった雰囲気を崩したくなかった
着色したくなるような色味の天板だったらワックスかオイルを選びましたが、「全体的に少し色味が濃くなってくれれば満足だな」というクリア塗装で十分好きな色に仕上がりそうだったので、強度のことだけ考えれば良かったことが大きかったです。
以上のような理由でウレタンニスに決めました。
あとは「集成材にはうまく色が入りにくく、過去に2回失敗している」ということもクリア色に決めた理由です。これはまた別の記事でまとめたいと思います。
ウレタンニスはツヤありorツヤ消し?
ウレタンニスに決めた後、次の悩みはツヤありかツヤ消しかです。
基本的に家具全般マットな質感の物が好きなので、はじめはツヤ消しに決めていました。
しかし、色々な画像を見ていると、ツヤツヤしている机も美しいんじゃないかと気になって、実際に両方を購入して試してから決めることにしました。
ツヤありとなしを試す
初めてのウレタンニス塗装だったので練習も兼ねて、実験のために、ダイソーでゴム材のモニター台を購入し、つや有りとつや消しを半分ずつ塗って試してみました。
こちらもアカシア天板同様、240番の紙やすりを付けた電動サンダーで研磨してから試します。
まずは本命のつや消しを左半分に塗っていきます。
ツヤ消しウレタンニス塗装
色味が薄いゴム材のおかげで、塗りたては大分色が濃くなることがわかります。
ニス塗りは、木材に染み込ませる塗装と違って、表面に膜を張るものなので、ハケの跡や毛が残りやすいです。
なので、ハケを往復させずに、木目に沿って一方向に塗りましょう。
↑塗り終わってから10分程度かわかしたゴム材です。
マスキングテープから左がツヤ消しウレタンニスを塗った状態で、右が無塗装。
ツヤ消しとはいえ、ニスを塗った分、無塗装よりも少しツヤが増え色が濃くなります。
元の色が気に入っている木材に使うには、すごくちょうど良い塗料だなと感じました。
見た目の雰囲気は変えず、無塗装の状態よりも色味を際立たせて、強度を上げてくれるのは万能ですね。
ツヤありウレタンニス塗装
次はもう半分の面にツヤありを塗っていきます。
塗り心地がツヤ消しよりも「ネバっ」としていて、粘度が高い感触です。
塗りたての光沢感は、ツヤ消しの時とほとんど変わらないです。
この状態で乾燥させて、後日違いを撮影してみました。
ウレタンニスつや消し・ありの比較画像
完全に乾いた状態の比較画像がこちらです↓
よく乾かした状態で見ると、違いがハッキリ出ました。
ツヤ消しは無塗装と比べると塗装感があったものの、ツヤありと並べると塗装してあるのかわからないレベルです。
ツヤ無しは塗装したというよりも、無塗装をキレイに磨いたような自然な光沢があり、ツヤありの方は光の反射も強く、しっかりと木材の表面に膜が張られているのがわかります。
強度・防水性はツヤありの方が高そうです。
比較した結果ツヤ消しに決定!
ウレタンニスのツヤ消しとツヤありを比較した結果、やはり当初の予定通り、ツヤ消しで塗装することに決めました。
ツヤ消しは無塗装に近い自然な見た目で、なおかつ無塗装よりも色味や木目がしっかりと出るので、木材本来の味わいが好きで、なおかつ反り防止や防水など強度を上げることもできる、失敗が少ない万能な塗料だなと、初めてのウレタンニス塗装で実感しました。
なので、これからも色付け必要が無いほど気に入った木材の家具に出会った時には、第一候補にくる塗料になりそうです。
これで塗料が決まったので、次回はアカシア天板に、ツヤ消しウレタンニスを塗装していきます。
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