この1年、コロナ禍で外出を控えているうちに、スマホ依存がかなりひどくなっていました。
コロナが広がる前までは、タイマー式南京錠を使った、スマホ見過ぎ防止アイテムを使って、SNSやYouTubeを見る時間を、かなり減らすことができていたのにです。
出かけることができなくなったうえに、色々な情報が気になることもあって、SNSやYouTubeを見始めて、関連の話題や動画に飛ばされて、スマホ時間がどんどん増えていく典型的なやつです。
そして、気付けばタイマー式南京錠を使うことすら忘れて、ダラダラとSNSやYouTubeを見て、時間が無くなってしまうという毎日になっていました。
その生活が何ヶ月も続き、1日のスクリーンタイムが10時間を超え、体調も気分もどんどん悪くなっていって、「そろそろやばいな」と感じ始めたので、真剣にスマホ依存を治そうと決意。
(後述しますが、『スマホ脳』や『デジタル・ミニマリスト』といったスマホ依存系の本も、依存を治すメリットがはっきりして、やる気がでるので良かったです。)
スマホ依存は道具で治す
仕事中以外は、寝るまでスマホを見ている「依存状態」になってからは、睡眠が短く浅くなって、体全体の疲れが激しく、気持ちも常にイライラしていることが増えて、大好きなはずの、読書や映画にも全く触れていないことに気付いた時に、本気で嫌になって、スマホ依存を治すことにしました。
そこでもう一度、たった一週間でスマホ依存を治してくれた、最強の解決法『タイマー式南京錠でスマホを強制遮断』をやることにしました。
せっかくなので、やる気を上げるために、新型のスマホロックアイテム(タイムロッキングコンテナ)を購入して。
その結果、また3日ぐらいですぐに依存が軽くなり、積読していた本を読み始めて、一週間たった頃には、ほとんどスマホは気にならず、映画を観たり、音楽を聞いたりしてゆっくりできるようになっていました。
改めて、最強のスマホ依存の治療方法は、道具を使って強制遮断することだと実感しました。
タイマー式スマホロックボックスについて
タイマー式スマホロックボックスは、元はキッチンセーフの『タイムロッキングコンテナ』という、スマホ依存対策で人気が出た物から始まった商品です。
今では、様々な類似品・派生品がたくさん作られています。
本当にたくさんの種類が作られていますが、現在の主流は透明で、中に入れたスマホが見える物です。
触れないけど通知は見れる、ということで便利です。
しかし個人的には、中が見えないタイプの物をおすすめします。
それは前回のスマホ断ちの経験から、スマホ依存を治すなら、完全にスマホを見えなくした方が、他のことに集中しやすいと感じたからです。
これは『スマホ脳』の中での、実験結果でも同じようなことが起きていました。
ある研究で約30名に、知らない人と10分間自由に話してもらった。
テーブルを挟んで座り、一部の人はスマホをテーブルに置き、それ以外の人は置かなかった。
その後、被験者たちに会話がどのくらい楽しかったかを尋ねてみると、視界にスマホがあった人たちはあまり楽しくなかった上に、相手を信用しづらく共感しにくいとも感じていた。
言っておくが、スマホはただテーブルの上にあっただけで、手に取ることは許されなかった。
『スマホ脳』
色んな刺激が詰まっているスマホという物は、触らなくても、デバイスが目に入っただけで、僕たちに影響を与えてしまう物みたいです。
新タイマーボックスのメリット
前述した通り、タイマーロックは、スマホが見えない物の方が、見えるよりもスマホのことを考えないようにできるので、依存を治すのにはおすすめなんですが、以前のタイマー式南京錠とポーチの組み合わせには、「大事な電話が来たらどうしよう?」と頭によぎって、スマホを入れるのをためらうことがある、というデメリットありました。
しかし今回購入した、タイマーロックは、電話はちゃんと出れるようになっているで、「この後電話こないよな?入れちゃって大丈夫だよな?」などと心配したりせず、気楽にスマホを突っ込める安心感がとても良いです。
これで電話の心配などはせずに、
「とにかく家に帰り次第、何も考えずにスマホをぶち込む」
というシンプルな習慣がつけやすくなります。これが最大の新型タイマーロックのメリットです。
帰ってからすぐにスマホを遮断せず、「何か調べる物あったかな?」「電話がくるかも」なんて考えて、タイマーボックスに入れるのは先延ばしにしていると、気付いたらYouTubeの世界に引きずり込まれちゃうんで。
スマホ断ちの隠れたメリットとして、YouTubeがめちゃくちゃ面白くなるという物があることに気付きました。
依存している状態でみると、後での後悔の方が多すぎて、「そろそろ見るのやめないと。。」と焦燥感を感じながら観ていたのが、時間を決めて依存せずに観れるようになると、気持ちよく楽しめるようになって、何倍も楽しく観れるので、おすすめです。
スマホ脳などの本と併用する
前述した『スマホ脳』や『デジタル・ミニマリスト』といった、スマホ依存の危なさと、悪影響、そして全く知らなかった、スマホ・インターネットの衝撃的な事実を教えてくれる本を読むのも、依存を治すのに効果がありました。(どの本も少し極端すぎるような意見もありますが。)
フェイスブックの〝いいね〟ボタン開発チームのプロダクト・マネージャーを務めたリア・パールマン(二〇〇九年にこの新機能を発表するブログ記事を執筆した人物)は〝いいね〟ボタンの負の威力を懸念し、小さな会社の経営者となった現在では、承認欲求を煽るフェイスブックの影響にさらされずにすむよう、ソーシャルメディア担当者を雇って自分のフェイスブックのアカウントを管理してもらっているという。
「新しい通知があってもなくても、どのみちそこまで気分は上がりません」ソーシャルメディアの通知をチェックすることについて、パールマンはそう言う。「何を期待しているにせよ、それが完全に満たされることはないんです」
あなたの休暇の写真に「いいね」がつくのは、実は、誰かが「親指を立てたマーク」を押した瞬間ではないのだ。
フェイスブックやインスタグラムは、親指マークやハートマークがつくのを保留することがある。そうやって、私たちの報酬系が最高潮に煽られる瞬間を待つのだ。刺激を少しずつ分散することで、デジタルなごほうびへの期待値を最大限にもできる。
どれだけ人が意思の力だけで、インターネットサービスに勝つことが不可能かを理解するのにも役立ちます。
開発者でさえ遠ざけるしかない、SNSの圧倒的に人を惹きつける仕組みに、驚くし関心もする。
作り込まれたインターネットサービスとは、戦っても絶対に勝ち目はないので、そっとタイムロッキングコンテナにつっこんで、離れるしかなさそうです。
まとめ
スマホとインターネットの人を依存させる力は、とにかく強力で、意思力や根性では治すことはできません。
なので、スマホ依存になってしまったら、治す手段は、
「強制的に触れないようにする」
しかありません。
そこで時間が来るまで絶対に触れない、タイムロックボックスを使用して、強制的にスマホを遮断してしまうのが、最強の治療方です。
誰かに預けて、触れないようにしてもらうという方法もありますが、めんどうだし、電話があった時などは不便なので、やっぱりタイムロックボックスに入れるのを習慣化してしまうのが一番だと思います。
逆に少しの期間でも、触らなくなってしまえば、スマホよりも充実度が高い趣味を楽しめたり(僕の場合は映画と読書)、単純に目・肩・首の疲れが減って、睡眠が深くなるので体調が良くなるしで、気分が良く、スマホ依存自体は結構簡単に離れていきます。
今スマホに依存している方や、単純に使用時間が長くて、他のことに時間を使えていない方は、時間になったらタイムロックボックスにスマホを突っ込んでしまう習慣をつけてみると良いと思います。最強です。
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