タイトルとジャケットのダサさからずっと手を出せずにいた映画。
安っぽい海外ドラマのような内容を想像していたら、意外にも観たことがない斬新な内容で、楽しんで観れました。
最高にムカつくやつだ登場するので「誰かこいつをギタギタにしてくれー!!」と手に汗握りながら楽しむ映画です。
点数
映画『リンカーン弁護士』の点数は、
です。
絶対に裁いてやりたい憎い犯人を、弁護しなくてはいけないという、観たことのない斬新な物語が観れます。
マシュー・マコノヒー演じるミック・ハラー弁護士の、買収もするしペテンも使うアウトロー感のあるかっこよさも魅力の一つ。
あらすじ
高級車リンカーンの後部座席を事務所代わりにロサンゼルスを駆けめぐる敏腕弁護士のミック・ハラーは、女性への暴行容疑で告発された資産家の御曹司ルイス・ルーレの弁護を依頼される。
無実を主張するルイスの身辺調査を進めるうちに、ミックが過去に担当した事件と今回の事件とに類似点が見つかり、そのことからミックはかつてない危機に巻き込まれていく。
見どころ
弁護士ミックハラーのかっこよさ
映画前半で描かれる、敏腕弁護士ミックの頭の回転の速さとズルさと冷静さはとてもかっこいい。
マシュー・マコノヒーは『インター・ステラー』や『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』でもそうだったように、クールで図太い男役が本当に似合う。
悪役が最高にムカつく
ミックに弁護を依頼してくるルイスという青年。彼が最高にムカつきます。
自分の罪に微塵の罪悪感も感じていないそのクズっぷりと、ボンボン感丸出しの顔と表情がとにかくイライラさせてるんです。
「このクズ野郎許せない!」という感情が映画に集中させてくれる最大の魅力になります。
斬新なストーリー
そのクズ野郎ことルイスがさらにムカつくところが「頭は良い」というところです。
自分にかけられた容疑を、さらっと「おれがやったよ」と「やったけど何か?」ばりの勢いでミックに告白してくるのですが、それは弁護士には「秘匿特権」というものがあり、依頼主と話した内容を公表することはできないと知ってのことでした。
秘匿特権とは
依頼人が自分の弁護士と十分に、正直な話ができるように、弁護士と依頼人のやりとりは証拠開示義務を免れる
更にルイスはミックに脅しをかけます。そしてミックは憎む相手であるルイスを弁護することになっていく。これがすごく斬新で面白いです。
どんどん追い詰められていくミックが、それでも弁護をしなくてはならないので、普通の法廷物とは違い、主人公ではなく相手側の検事をめちゃくちゃ応援してしまうという面白いものになっています。
まとめ
話が斬新で楽しめました。
この話がどう決着がつくのか、クズやろうがどうなるのか、ハラハラしながら楽しめる映画です。
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