映画「ルーム」- とんでもない不幸に襲われた人達にはとんでもなく幸せになってもらいたい

一度観てからしばらく時間が経っても、ふと思い出してしまう映画は良い映画だと思っている。

そんな映画の一つ「ルーム」について書きたくなった。

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初めは観るのが怖かった

「7年前の17歳の時に誘拐された女性が犯人に監禁されている部屋で息子と暮らしている。息子は外の世界を生まれてから一度もみたことがない。」というだいたいのあらすじを聞いた時点で、とても興味を持ったと同時に怖くて観るのをためらっていた。

何年間も女性が監禁されている話なんて怖くて想像もしたくないと思ったからだ。

初めてこの映画を観る前の僕と同じように、怖くて観るのをためらっている人は安心して見てほしい。

この映画はサスペンス映画ではなく、悲惨な光景でこちらを怖がらせてくるものではない。もちろん事実として怖さや辛さはそこにあるけど。

初めに書いたように、この映画を僕は時々ふと思い出すんだけど、その時は何か暖かい気持ちになれている。

もちろん悲しさもあるけれど。

とてもキレイだった

辛くて悲しいことが起きている映画で、犯人のことは今でも思い出して本気で頭にくることができるほどだけど、とてもキレイな映画だった。

映像と音楽と主人公ジョイ(ブリー・ラーソン)と息子のジャック(ジェイコブ・トレイブレン)の美しさのおかげだと思う。

二人の特別感は、親子を題材にした映画の中でもとびっきり僕は「母親ってすげー」と感じるものだった。

二人にはとんでもなく幸せになってほしい

この親子にはとんでもなく幸せになってほしい。

というか幸せになれそうな気がしてくるのが、この映画のラストシーンだ。

犯人が捕まったあと、辛い思い出である監禁されていた部屋をジョイとジャックで観に行くシーンだ。

ここでこの部屋と家にさよならをする。

何が解決した訳でもないんだけれど、ここですごく希望を感じた。

きっとあの二人は幸せになると思っている。

 

 

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