「やりたいことがいっばいありすぎて時間がない!」ってなることよくありませんか?
僕はしょっちゅうなるんですけど、その状態だと逆に何も出来ない事が多いです。
結局、気付いたらダラダラとYouTubeで千鳥の食レポ見てたりします。
選択肢が多いほど人は不幸になる
この「やりたいことがいっぱいあるのに何も出来ない」という現象の原因は「やりたいことがいっぱいあるから」なんですよ。
『選択のパラドックス』って言う有名な心理学者さんが唱える説があって、「人は選択肢が多いほど不幸になる」らしいんですよね。
しかも「やりたいこと」と同じぐらいの量で、「やらなくてはいけないこと」も出てくるんで、そんな大量の選択肢から1つを選んでやるなんて、きっとほとんどの人間にとっては体の作り的に無理なんですよ。意思が弱いとかじゃなくて。
簡単なものからやる
なので対処方としては選択肢をエゲツなく削っていくのが良いです。
削る基準は「難しいかどうか」です。
例えば、やりたいことの中に「世界一周したい」があるとします。
これはなかなか難易度高めだと思います。お金と時間がいっぱいかかるからです。
それよりも難易度が低いやりたいことがあるなら、そっちを残して世界一周は削ります。
「ナイアガラの滝が見たい」があれば世界一周は削ります。「香川でうどんを食べてみたい」があればナイアガラも削ります。「部屋を綺麗にする」があればうどんも削ります。(もちろん難易度の感じ方は人によって違いますけど)
という風に1番達成するまでの難易度が低いものを1つ残してそれをやることだけに集中するのが良いです。
連鎖でやりたいことがドンドン減る
そうすると、例えば今やりたいことの1番難易度の低いものが「部屋を綺麗にする」でそれを実行した場合、良いことが3つも起きます。
1.やりたいことリストから「部屋を綺麗にする」という選択肢を一つ減らせた
「人は選択肢が増えるほど不幸になる」ので、難易度にかかわらず一つでも選択肢を減らせたのなら幸福に近づきます。
2.一つ行動したことでやる気がとんでもなく高まる
これは人体システムの一つなんですけど、人のやる気って「やったからやる気が出る」ようになってるんですね。
人間は、行動を起こすから「やる気」が出てくる生き物なんです。
仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。
そうした行動の結果を「やる気」が出たから…と考えているだけなんですよ。
「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」|新R25 – 世の中がわかるジブンもいい。
つまり原動力がどうとかモチベーションがどうこうは割とどうでもよくて、やってしまえばいいんです。
そうすると僕たちが勝手に「やる気」と呼んでいるものが出てきてくれるので。
なので難易度が1番低いものにとりあえず手を付けたことで、次のやりたいことにも手をつけやすくなります。
3.次に繋がる
3つ目は一つでもやりたいことをやると、次のやりたいことに繋がる良いことがあることです。
例えば「部屋を綺麗にする」ができたならば、机の上も綺麗になっているので、ノートを広げて次にやりたいことを決めることがしやすくなっているはずです。
「ナイアガラの滝を見に行く」ができたなら、海外旅行にかかる経費や準備しておいた方が良いものが行く前よりもはっきりわかるので、世界一周旅行の準備が格段にしやすくなっているはずです。
以上の3つの良いことがあるので、難易度が高いものをなかなかできなくて悩んでいるのなら、簡単なものからちょちょいとやっていくのが絶対にいい方法だと思います。
「ナイアガラの滝を見に行ったら、思ったより満足して世界一周がどうでもよくなった」なんていうパターンもあると思いますし。
注意点
最後に注意点なんですけど、難易度の見極めって間違えやすいんで気をつけて欲しいです。
さっきから例に出している「部屋を綺麗にする」ですけど、これって人によっては結構難しかったりするんで、大きな抵抗を感じる人は「机の上を綺麗にする」や「テレビを拭く」みたいに範囲や手間を少なくしてください。
前述したとおり、人間は「やったから動ける」という性質をもっているので、とにかく難易度を下げることが大事です。
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