ブライワックスやワトコオイルなどで木材を塗装する際に、今までは紙ヤスリを付けて、自分の手で擦るタイプの「ハンドサンダー」という物を使っていました。
しかし、塗装された状態で販売されている商品と比べると、塗料の色の美しさを出しきれなかったり、木目の出方が何か物足りないなぁと感じることが結構な頻度であります。
その原因は「やすりがけが足りないせいじゃないか」と考え、早速電動サンダーを購入しました。
木材塗装する時の電動サンダーの効果
使ってみると、「これ無しで塗装してたなんてマジで時間と労力の無駄だったじゃん。。」とハンドサンダー時代を後悔するほど使い心地が良く、一発で「塗装の美しさが足りない問題」が解決したので大満足中です。比較するとこんな感じ↓
比較画像を見て貰えばわかる通り、色の乗り方と、木目の出方のキレイさが全く違います。
そもそも色自体が違う塗料を塗ったかの様です。(↑画像はどちらも同じブライワックスのジャコビアンを塗りました。)
そんな感じで、一度使ってしまうと、もうハンドサンダーには戻れない破壊力がある電動サンダー。
とにかく圧倒的なヤスリがけ時間の短縮と、圧倒的な塗装完了時の美しさが、やっすい入門用の物でも感じれるので、かなりおすすめです。
電動サンダーでサンディング有りと無しで比較
そこで、この便利な電動サンダーをつかって、木材などの下敷きとして使われていた、一切の加工がない杉の端材を使用して、電動サンダーをかける前と後で、同じ色の塗料でもどのように変わるのかをビフォーアフター比較してみたいと思います。
杉の端材をサンディング
サンディングの比較につかう無加工の杉の端材がこちらです↓。
元は木材を搬送する際に、木と木の間に挟ませる端材(サン)として使われていたもので、個人的になかなか綺麗な色が出にくいと感じる材木です。
まずは、この片方の端材を電動サンダーで削って表面を整えていきます(サンディング)。
120番の紙やすりをセットして削っていきます。
1分をかからずに、すぐにツルツルで木目も美しい状態に。
1分足らずでこのキレイさは本当に最高。
もっと大きなデスクやテーブルをサンディングすることを考えると、家具塗装DIYにはやっぱり欠かせない道具です。
サンディング無しの杉板に塗装
そしたらまずは、一切サンディングをしていない、そのままの状態の杉の端材に、全色比較して一番気に入ったブライワックスのジャコビアンを塗装していきます。
(塗装には、愛用しているSCOTT(スコット) のプロショップタオルを使用しています)
そして塗り終わったのがこちら↓
ジャコビアンらしさのないノペーっとした色合いで、表面の荒い毛羽立ち部分に、塗料の黒みが乗っただけという感じです。
サンディング無しでの塗装はやっぱり無理がありますね。家具などで使える綺麗さはありません。
電動サンダーでサンディング済みの杉板に塗装
次は電動サンダーで表面を削った端材に塗装します。
しかし気づかないうちに突然の降り出していた雨のせいでポツポツと濡れ痕がついてしまっていました。
これを無視しして、ブライワックスを塗ってみたところ、
濡れた痕が、白いプツプツになってしまったので、もう一度、あまっていた同じ杉材にサンダーをかけて塗り直しました。
そして塗り終わったのがこちら↓
比較してみると、色はもちろん、艶や木目の出方、色の濃淡からくる立体感など、なにもかも違う次元で美しいのがわかると思います。もちろん好みもありますけどね!
電動サンダーまとめ
簡単に比較してみたましたけど、やっぱり基本的には木材塗装をする際は、サンダーをかける(サンディング)のは必要作業だと再確認しました。
更に自分の手でヤスリをかけるのは手間も時間もかかって、本当に大変だったのが、電動サンダーを使うとめちゃくちゃ簡単になるし、なにより完成時の綺麗さがかなりレベルアップするのが嬉しいです。
ぼくはこのKingnovaとかいうメーカーの激安オービタルサンダーを使っていますが、今のところなんの不自由も無く使えていますので、興味のある人は激安電動サンダーから使って見るといいと思います。壊れるの気にしないでガシガシ使えますし。
木材DIYをやるには一台必要な物だなぁって感じでした。
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